股関節の痛み(股関節唇損傷)

クラシックバレエをしている方で股関節に痛みが出るというケースがよくあります。

股関節筋炎、大転子滑液包炎、骨盤疲労骨折、股関節唇損傷、股関節インピンジメント症候群、寛骨臼形成不全と、さまざまな股関節障害が起こる可能性がありますが、今回は股関節唇損傷について説明していきます。

ダウンタウンの松本人志さんも治療を受けられたとかで一般の方にも認知度は広がりつつあり、これまで原因不明とされた股関節痛も、股関節唇損傷という新たな概念の到来により、より身近な“股関節の怪我”として、注目を集めています。

股関節唇とは

 

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股関節唇とは、骨盤側の臼蓋を縁取りするように取り巻く繊維軟骨のことです。 骨頭を安定化させ、衝撃吸収の役割を担っています。 股関節唇には神経が通い、損傷を受けると痛みが生じることがあります。 現在日本でも、股関節唇損傷が変形性股関節症に起因するとも言われていて、早期治療が呼びかけられています。

最近の研究によるとアスリートの股関節痛の20%程度は股関節唇損傷が原因であったとされています。性別による差はなく、どの年代でも起こりうると言われています。

この関節唇がダメージを受けると股関節を曲げ伸ばしたり、長時間の座位を続けたりすることで、股関節に痛みやだるさが引き起こされます。スポーツによって発症することも多くありますが、特に明らかな外傷がなく原因がはっきりしないこともあります。疼痛が強く日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

 

 

 

原因

 

 

股関節の痛み | 無料の写真

 

スポーツで激しく股関節を動かす(屈曲や外転)ことが原因となるケースが多くありますが、稀に生まれつき骨盤と臼蓋がうまくかみ合わない臼蓋形成不全症により発症する例もあります。

クラシックバレエ以外では、ゴルフやサッカー、ランニング、ソフトボールなどのスポーツで原因で生じることもあります。また、交通事故や転倒、落下、あるいはコンタクトスポーツなどの衝撃でも生じるとされています。

 

臼蓋形成不全とは

 

 

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骨盤の臼蓋(股関節の受け皿のような部分で、通常は大腿の骨頭を覆うような形をしている)の発育が不完全なために、大腿の骨頭(骨の先端にある球状の部分)をうまく支えられていない状態を臼蓋形成不全といい、現在では寛骨臼形成不全と呼ばれています。

2010年の疫学調査では、日本では股関節痛を主訴とする患者さんの約80パーセントが寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)に起因しているという結果が出ています。

発育不良によって臼蓋が小さいと、大腿骨頭を十分に覆うことができないため、体重のかかる面積が小さくなり、股関節が不安定になります。そのため軟骨がすり減っていき、股関節に痛みが出たり、亜脱臼を起こしたりします。

寛骨臼形成不全の原因は遺伝的な要素が大きいとされていて、男女比は約1:9で圧倒的に女性に多くみられます。

また、逆子だったために胎内で股関節の成長が遅れて寛骨臼形成不全になることもあります。

その他に原因として挙げられるのは乳児期の生活習慣です。乳児期におくるみやスリング(乳児を包み込むようなタイプの抱っこ紐)などで足を閉じたまま固定する状態が続くと、寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)になりやすいので注意が必要です。

 

症状

 

股関節唇を損傷すると、脚を動かす動作で痛みが走ったり、引っ掛かり感を感じたりします。日常生活ではあぐらをかくような姿勢や、股関節を深く曲げて内側へ脚を組む時(股関節屈曲・内旋)に痛みや違和感を生じることがあります。靴下を履く、爪を切るなどの股関節を深く曲げる動作、車の乗り降りや椅子から立ち上がる際に痛みや異常感覚を生じる場合には、股関節唇損傷の可能性があります。痛みの程度は鈍痛から激痛まで様々です。

股関節唇損傷と似たような痛みに「筋損傷」、つまり筋肉の痛みがあります。 一般に、股関節唇が損傷しやすい動作は、股関節を深く曲げ、捻るような運動です。 これは筋肉も同様です。 過度な股関節の動きを要求されるハクラシックバレエや新体操の選手、ダンサーでは、股関節唇への損傷を伴うことはあっても、実際に痛んでいるのは、関節唇ではなく筋肉であることも珍しくありません。

寛骨臼と大腿骨頭の衝撃を和らげる関節軟骨にまで損傷が起こると、変形性股関節症に移行することもあります

 

検査

 

股関節唇は軟部組織であるためレントゲン検査では映りませんが、寛骨臼や大腿骨頭の変形を見るために、まずレントゲン検査を行うことが一般的です。また急激な痛みが出た場合には、骨折があるかどうかを調べるためにも有効です。

レントゲン検査ではわからない股関節の構造を見るにはCT検査が行われます。

MRI検査では股関節唇を映すことができて、ダメージを受けているかどうかが分かります。

また、徒手検査では前方インピンジメントテストやファベレーテストなどを行い、他の疾患との鑑別を含めて検査できます。

 

治療法

 

股関節唇に負荷のかかる動作(股関節を深く曲げる動作、股関節を外に開く動作など)をなるべく避けて痛みが出ないように注意します。
当院ではアキュスコープ・マイオパルスという微弱電流治療器で股関節の炎症を抑えて筋肉や関節などの調整を行います。
リハビリでは、股関節のインナーマッスルや体幹の筋力トレーニングを行い、股関節の安定性を保つことで股関節唇への負担を軽減して痛みを緩和します。
骨盤の動きの柔軟性を得ることも重要です。

 

 

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